コラム

2021.05.31

狂犬病予防接種について

 最近は天候が不安定な日が続き、体調管理が難しい時期となりました。
 そして、65歳以上の方々へ新型コロナウイルスワクチンの予防接種が始まり、接種した方へ「体調はいかがでしょうか?」と聞くのが挨拶代わりになっています。
 
 さて、人間のワクチン接種が話題となっている今、犬を飼っておられる飼い主の皆様『狂犬病ワクチン予防接種』はお済みでしょうか?
 今年も昨年同様、狂犬病ワクチンの集団予防接種を中止された市町村も多いので、お困りの飼い主さんも多いのではないでしょうか?
 今回は狂犬病ワクチン予防接種についてお話したいと思います。
 
 特にマンションの場合、管理規約の中にある使用細則において、下記のような記載がされていると思います。
 『飼育動物が犬の場合、飼育者は毎年「狂犬病予防法」(昭和25年法律第247号)第4条で定められた登録及び第5条で定められた予防注射を行わなければならない。』
 『法令等に定められた登録、予防接種等を行うこと。』
 この『第5条で定められた予防注射』が『狂犬病ワクチン予防接種』なので、多くの飼い主の方は毎年、狂犬病ワクチンの集団予防接種会場や動物病院に飼い犬を連れて行って、獣医さんに注射を打っていただいていると思います。
 とはいえ、犬にとって痛い注射はイヤ!絶対‼というわけで、暴れまくる!お漏らしする!首輪抜けする!…ありとあらゆる手段で逃亡を企てるため、獣医さんも飼い主さんも疲労困憊というお話もよく聞きます。
 そこで、下記のようなお問い合わせをいただくことがあります。
 
① そもそもマンションの部屋から一歩も出さない犬に、狂犬病ワクチン予防接種を受けさせる必要はあるのか?
 
② 手術を終えたばかりの犬であるため、または老犬であるため、狂犬病ワクチン予防接種の副作用が心配で受けさせたくない。どうしても受けなければならないのか?
 
 管理会社としてのお答えは下記のとおりです。
 
① 法律および管理規約の使用細則に定められていることなので、予防接種にご協力お願いいたします。
  現在はお部屋から一歩も出ないとしても、飼い主のお仕事やお身体の都合により、トリミングサロンやペットホテルに預けなければならなくなるかも知れません。また、お友達からドッグランやドッグカフェへ誘われることもあるでしょう。いずれも予防接種済証の提示を求められることが多いそうです。その時に慌てなくても良いように、体調や都合の良い日に合わせて予防接種を済ませておくことをお勧めします。
 
② 手術を終えたばかり、または老犬だったりすると、体力や免疫力が落ちているため、予防接種による重い副作用が心配になるのはよく分かります。
  まず、かかりつけの獣医さんに相談してみましょう。もし獣医さんが、現時点での予防接種が健康や生命に影響を及ぼす可能性ありと診断した場合、狂犬病予防注射実施猶予証明書を発行してくれます。そして、市町村の公衆衛生を担当する部署に連絡して指示どおり従えば、その年度は予防接種をしなくても良いそうです。ですから、予防接種をするかしないかについては、専門家である獣医さんに判断を仰ぐことをお勧めします。
 
 狂犬病の疾患情報や発生情報は、厚生労働省のホームページで見ることができます。
 罹患した人や犬に現れる症状は、YouTubeやニコニコ動画でも見ることができます(学術的な投稿でグロテスクな映像が多いので一応閲覧注意です)。
 現時点での日本は狂犬病清浄国ですが、諸外国の人や物が行き来しているので、いつ狂犬病ウイルスが持ち込まれるか誰にも予想できません。世界に目を向けると狂犬病が発生している国の方が多いため、海外への赴任や長期滞在を命じられたら狂犬病ワクチン予防接種を受けてから出国する、という日本の方々も多いです。
 また、全ての哺乳類動物に感染する病気にも関わらず、日本に生息している全ての野生動物が罹患しているかどうか調査することは不可能なので、いつ罹患した野生動物が発見されるか分からないのです。実際、2013年まで台湾は狂犬病清浄国でしたが、罹患した野生のイタチアナグマが発見され、これに噛まれた飼い犬も発症してしまったため、清浄国ではなくなってしまいました。ということは、噛まれた飼い犬も予防接種していなかったということでしょうか…やはり予防接種は大切ですね。
 毎年痛い思いをさせられる犬たちには申し訳ないのですが、狂犬病ワクチン予防接種にご協力よろしくお願いいたします。

2021.04.27

オンラインフードデリバリーサービスに関わるトラブルについて

 4月に入り、昼は暖かくポカポカ陽気ですが、夜はまだ冷える日が続く金沢市です。お風邪など召されていませんでしょうか?
 
 さて、今回はオンラインフードデリバリーサービスに携わる皆様および利用される皆様にお願いがあり、筆をとりました。
 弊社の管理しているマンションにおいて、以下の事件が起こりました。
 ※ 長文ですが、お時間があるときに読んでくださると嬉しいです。
 
< 事件の内容 >
① とある土曜日の15時頃、マンションにお住まいの方から
一階エントランスの棚に、お弁当らしき箱が入ったビニール袋が置かれていて臭いがひどい。管理会社は何か事情を知っているか?」
と電話でのお問い合わせがありました。
 
② 事情を知らない旨を返答し、ビニール袋の中に伝票が無いかとと尋ねると、あった!とのお返事がありました。
 
③ その伝票には『販売店名、注文時間は前日21時、〇〇弁当(ごはん少なめ)』とだけ記載されていました。
 
④ お住まいの方が「エントランス中すごく臭い。どうしよう?」と困惑していたため、常温で一晩経って臭うお弁当は食べられないだろうと考え、鍵のかかるマンションのゴミ置き場に入れていただくようお願いしました。
 
⑤ 販売店名を検索したところ、ホームページに住所とメニューは記載されていたものの電話番号が無かったため、同じ住所(雑居ビル)で電話番号が記載されているA飲食店に問い合わせたところ「おそらく隣のB飲食店ではないか?」と教えていただきました。
 
⑥ そのB飲食店はホームページに電話番号が記載されていたため、おそるおそる『販売店名、注文時間は前日21時、〇〇弁当(ごはん少なめ)』がマンションのエントランス内に放置されていた件を質問すると、以下の返答が得られました。
「『販売店名』は私が運営している、オンライン配達専門店です。」
「前日20時30分に某オンラインフードデリバリーサービス業者から注文があったため、〇〇弁当(ごはん少なめ)を調理し、配達員に渡しました。しかし、どこに配達したのか私は知らないのです。」
「配達員が注文者の氏名・連絡先を知っていて指定場所に運ぶのですが、配達員が間違えて届かないことも多いです。」
「注文者に届かない場合、サイトの運営元へ苦情が寄せられます。この際、運営元から注文者へ返金され、販売店へは代金が支払われるので問題が無いのです。」
「〇〇弁当はそちらで処分してください。私の仕事は弁当を調理して配達員へ渡すまでで、それ以降の責任はありません。」
 
⑦ この飲食店との電話の後、サイト運営元のホームページを探しました。ホームページはすぐ見つかったのですが、電話番号の記載が無いため、お問い合わせフォームを探しました。しかし、記入できるフォームにたどり着くまで10分以上かかりました。
『弊社の管理しているマンションに、御社の配達員が間違えて弁当を一晩放置したようです。私の携帯電話へお電話ください。』と記載して送信したのが16時過ぎていたので、ここまでに1時間以上かかってしまっているのです…
 
⑧ 22時過ぎ、非通知設定でサイト運営元の方からお電話がありました。電話を取るかかなり迷ったのですが、「もしかしたら…と思い電話に出たのが『今回は』正解でした。お電話いただいた方に経緯をご説明し、以下の3点を依頼しました。
「なぜ弁当が放置されることになったのか、経緯を教えてください。」
「もし注文者が当マンションにお住まいの方なら氏名を教えてください。管理会社からも注意喚起しなければなりません。」
「配達員が間違えたのであれば、本人に処分するよう伝えてください。もし配達員が無理ならあなたが処分しに来てください。金沢市では有料ゴミ袋に入れなければ収集してもらえません。」
 
⑨ 23時にサイト運営元の方から、メールで以下のとおり回答がありました。
『配達員がマンションを間違えたまま、注文者の指示どおりエントランスの棚に置いたようです。』
『注文者が別のマンションの方なので、注文者の情報提供は差し控させていただきます。』
『配達員や自分が弁当回収に行けないので、そちらで処分してください。』
(配達員はどこに置き去りにしたのかすら覚えていなかったようです。そのうえメールの差出住所がサンフランシスコからだったので、運営元での回収は不可能というところでしょうか…)
 
⑩ 23時過ぎてしまったのですが、見つけた住民の方に電話で経緯をご連絡したところ、当然ですがかなりお怒りでした。経緯が判明するまで8時間以上かかったうえ、ゴミの処分までさせられたわけですから(臭いがひどいため、ご自分の有料ゴミ袋に入れて2重にしてくれたそうです)。私も怒りと疲労でふらふらでした…
 
 個人的には、サイトの運営元や配達員の方に言いたいこともいろいろあります。
 (非表示での電話、受け渡しの曖昧さ、誤配達の際のアフターフォローなど…)
 
 しかし、このブログ(コラム)はマンションにお住まいの方向けのものですので、皆様がご注文される際に知っていただきたいと思った事項を以下に記します。
 
① 注文の際、お届け先の建物名と部屋番号を必ず入力いただいたほうが良いです。最近は郵便受けや玄関に表札が無いことも多いので、誤配達を誘発することになります。
 
② 商品のお受け取りは、必ず「手渡し」で行っていただいたほうが安全のようです。感染対策とプライバシーの点から、玄関先での受け渡しを敬遠する方もいらっしゃるかと思います。もし直接手渡しで受け取らない場合でも、エントランスなどで「目視確認できる状況」での受け渡しにご協力をいただければ幸いです。
 
※特にサービスが始まったばかりの金沢近辺では、配達員の方は経験やマナー研修の不足により玉石混交といった印象です。(実際に数回やり取りした経験からの意見です)。今回はちょっと信じがたいトラブルでしたが、ネット検索で調べると案外似たような事例も全国的にあるようです…。
 
 今後も需要が増えていくサービスであるからこそ、このようなトラブル事例もお知りおきのうえ、今後のご利用にお役立ていただければ幸いです。 

2021.03.29

マンションにおける結露およびカビ防止策について

 今月は、ようやくコロナウイルスのワクチン接種が始まって明るい兆しが見えてきたと思いきや、地震による被害が発生した地域が見られたため、悲喜こもごもの月になりそうです。被害を受けた地域の皆様方には心よりお見舞い申し上げます。
 
 さて今回は金沢、いや日本海側に住んでいる我々には逃れられない運命、マンションにおける結露およびカビへの対応策を述べたいと思います。
 
 今年に入り大雪や低温の日が続き、結露およびカビのご相談が寄せられるようになりました。それはなぜなのでしょうか?
 
(1)マンションに結露およびカビが発生する理由 
 まず、日本海側で結露が起こりやすい理由は『湿度が高いから』です。良く言えば潤っている、悪く言えばジメジメしているのですね…「金沢の夏は蒸し暑い!息苦しくて耐えられない‼」という観光客の皆様が口々におっしゃるのは、低温サウナに24時間入っているような感覚に陥っているのではないかと思います(最近の温暖化により地元民でも地味にキビシイですが)。
 
 そこで、耐えられなくなった我々は冷たい飲み物やかき氷を求めるのですが、すぐ入れ物が濡れてしまいますよね?
 なぜならば、気温が高い時の空気はたくさんの水分を水蒸気という形で抱えることができますが、気温が低い入れ物の周りでは抱えていられなくなって、水滴という目に見える形で現れるからです。これが結露です…なんだか椅子取りゲームみたいだと思うのは私だけでしょうか?
 
 この現象がマンションでも現れているのです。
 マンションの外側が冷たい飲み物やかき氷、内側が蒸し暑い金沢の夏と例えればお分かりいただきやすいかも知れません。
 特にマンションのお部屋は、気密性が高いため空気の流動性が低く結露しやすいと言われていて、今年に入り特に外気温と建物内の気温の差が激しくなったため、結露の発生につながったようです。
 
 ここで「なぜ結露するのか分かったけど、何が問題なの?」って思いますよね…
 実は空気中に水蒸気が存在するように、カビも存在しているのです。厳密に言うと『カビの胞子あるいは菌糸の一部が空気中に漂っている』のですが、水分や栄養が無い場所に落下した場合でも短くて数カ月、長いと数年生き残っているそうです。ここで水が与えられたカビがどうなるか?休眠から覚めて生育し始め、胞子をばら撒いて一大勢力を形成するのです。
 こうなると室内がカビ臭くなって家具や布製品が傷むだけではなく、カビそのものがアレルゲンとなったり、カビが引き起こす病気に悩まされたりする可能性が高くなります。なんと恐ろしい…
 
 
(2)結露およびカビの発生を防ぐには
 結露およびカビの発生について分かったところで、防止策を調べて試してみました。その結果、私1人調べによる有効な対策は以下のとおりです。
 
 ① 湿度60%を目標にエアコンを稼働しました!
 これは金沢ではかなり頑張らないと出せない湿度です(ちなみに昼12時現在で事務室内の湿度62%)。
 水拭き掃除をするとあっという間に90%以上に上がる地域なので、太平洋側にお住まいの方が羨ましいです…
 事務室内に、時間・日付・曜日・気温・湿度を表示してくれる便利な時計を置いて、まめにチェックしています。
 エアコンだけではなかなか目標値に近づけない場合、除湿器導入を検討した方が良いかも知れません。
 
 ② 換気扇やサーキュレーターを回したり、扉や窓を開けたりして、空気の流れをつくりました!
 冬は寒くなるし夏は暑くなるしで、なかなかやる気もスイッチも入らないのですが、頑張っているおかげで何とか結露せずに一冬超すことができそうです。
 
 ③ 雪が付着した靴は新聞紙の上に置くようにしました!
 雪が付着した靴を玄関に置いたままにしておくと、解けた雪が床に水たまりを作ってしまい、湿度を上げるだけではなく床が滑りやすくなって危険…ということがありました。
 そこで、そのような靴を新聞紙の上に置くようにしたところ、新聞紙が水を吸ってくれるので水たまりにならず、湿度も上がらなくなりました。玄関が水を吸わない素材の床であれば、ぜひやってみていただきたいです。
 
 他にも、調湿機能がある内壁に変えたり、断熱材を外壁に施したり、二重窓に変えたり…などの工事も考えられますが、コロナウイルス感染症予防の観点から工事業者さんの出入りに抵抗がある方もいらっしゃいます。そこで、自分でできることをやってみてから工事を検討するのも考え方の一つだと思います。
 まずは湿度60%を目標に、自分でできることから始めてみませんか?
 私1人調べが皆様のお役に立つことができれば幸いです。
 
 

2021.02.26

マンションの居住者が町内会へ加入する長所と短所について

  今月に入ってから『三寒四温』という四字熟語のとおり、金沢においても雪が降ったり日が出てきて暖かくなったりを繰り返しており、体調管理が難しい時期になりました。また、各地の大雪や地震により被害を受けられた方々には心よりお見舞い申し上げます。
 
 さて、今回はマンションの居住者が町内会への加入する長所と短所についてお知らせしたいと思います。
 お住まいの地域が大雪や水害、地震などによる自然被害を受けてしまった場合、必ずお世話になる団体が町内会なので、特に自然災害が多い時期には力説せずにはいられない!と思っています。また、平常時においても日々の地域活動でもお世話になっていることが多いため、あえて暑苦しく(笑)ご説明させていただきます。
 なお、今回の内容は一部について「金沢の町会加入のご案内」パンフレットを参考に記載しました。金沢市にお住まいの方で、町会活動について詳しく知りたい方はリンク先のPDFをご参照ください。
 
(1)長 所
 ① 犯罪から身を守る
 生活道路の街路灯が町内会の管理だとご存じの方はいらっしゃいますか?おかげで夜道でも安心して帰ることができます。また、民生児童委員さんと町内会の役員さんが協力し合って「長寿のお祝い」や「成人式」の該当者調査をしていることは、私自身町内会長を引き受けるまで知りませんでした…
 防犯パトロール隊がいる町内会もあり、拍子木を鳴らしつつ夜回りされている方を見るとありがたく思います。
 
 
 ② 子どもたちを交通事故から守る
 児童が登下校する時間帯に、蛍光色ジャンパーを着て黄色い旗を振りつつ、横断歩道で歩行者や車の誘導をしている方を見かけたことはありませんか?この方々も町内会活動の一環で交通安全運動に努めてくださっているのです。
 実は、このことも町内会長の引き継ぎの物品一覧に蛍光色ジャンパーがあったため知った次第です…この活動を引き受けてくださっている皆様には本当に頭が下がります。
 
 
 ③ 地域住民の交流を深める
 町内会ではお祭りやバス旅行などを企画・開催し、地域内の交流を深めるようにしています。
 子供会や老人会には町内会から「負担金」と言う形で資金援助がされていますし、高齢者向けサロンや公民館の運営を町内会(または町会連合会)が担っていることも多いです。地域によっては、町会に加入していない(=費用負担をしていない)世帯のお子様を子供会の行事や町のお祭りに参加させないということもあるようです。
 
   
 ④ 災害時に助け合う
 大雪の際、積み立てられたお金で生活道路などの除雪を行っている町内会は多いようです。
 また、大雪による災害は予測可能ですが、いきなり大規模な災害や火災が起きた場合、消防や警察など行政の支援がすぐに行き届かない可能性があります。そのような状況下で、ご自身やご家族だけで負傷者の救出や消火活動は大変困難ですし危険なので、町内会を通じて地元の消防団に協力をお願いするのが現実的だと思います。
 また、必要な食料品や簡易トイレなど、行政機関による防災備品の準備や調達は『自治会加入者数(いわゆる町内会名簿の人数)』を対象に町内会へ行っています。なぜならば、町内会は行政機関との窓口になっているからなのです。阪神淡路大震災のときでも、避難所の運営を町内会の役員さんに頼っていた部分はかなりあったそうです。
 税金を払っているから自治体がなんとかするべきだ!という方もいらっしゃいますが、実際問題として自治体が災害時の初動でできることはごく限られた範囲でしか無いということのようです。
 
 
 ⑤ 地域の情報を得る
 町内会では、掲示板や回覧板により各地域の情報周知活動を行っています。
 その内容は多岐にわたっており、公民館や町会館でのイベント情報だけではなく、各地域で発生した事件事故や防犯情報、狂犬病予防接種の日時や場所など行政機関からの情報もお知らせしています。
 金沢市や石川県においても地元新聞二紙および中央三大紙、戸別配布パンフレットなどで情報提供を行っていますが、紙面の関係上、地域ごとのイベントや情報は掲載できないので、やはり各地域情報は町内会の掲示板と回覧板を確認するよりほかないのが実情です。
 なお、最近は回覧などの地域情報をスマホアプリで配信する地域も少しづつ増えているようです。
 
 
(2)短 所
 ① 毎月、町内会費がかかる
 任意団体のため毎月、町内会費が集金されます。小額といえ塵も積もれば山となる感じがしますが、何かあった時の保険と思えば良いかもです。町会費の使いみちは多岐にわたりますが、町会行事の費用、各種地域団体(子供会、老人会、消防団、社会福祉協議会、公民館、校下連合会など)へ支払う負担金、除雪費用の積立、街灯の電気代・修理代などが主な内訳になります。思った以上に幅広い用途ですが、ご存じない方も多いのではないでしょうか?町会加入の可否を検討する際には、ぜひお住まいの町会の決算書をご確認のうえでご判断いただくと良いでしょう。
 
 
 ② 班長やレクリエーション委員などの役職が当たったら、やらねばならない
 班長の順番が回ってきたら、回覧板のお世話や募金の取りまとめなどをしなければならなくなります。
 また、レクリエーション委員なら小旅行やイベントの企画運営を行わねばならないし、美化委員なら公園の草刈りや清掃の取りまとめや、ゴミ置き場当番の管理をしなければなりません。
 町内会長ともなると、町会連合会や公民館、自治体との窓口としてなにかと雑務が多く、地味にしんどかったです…(遠い目)
 逆に言うと、自分が役員でないほとんどの期間は、地域を守る活動を「自分ではない誰か」がしてくれていたことになります。そう思うと改めて感謝ですね…。
 
     
 以上、町内会へ加入する長所および短所を思い浮かぶかぎり挙げてみました。
 町内会に入ろうかな?どうしようかな⁇とお悩みの方に少しでもご参考になれば幸いです。

2021.01.27

マンションの騒音問題について

  金沢でも成人の日を含む3連休では大雪となり、私も雪かきで腰がやられてしまいました。今シーズンはもう大雪が降らないことを切に願っていますが、お天気次第なのでどうなるでしょうか…。
 
 さて、今回はマンションにおける騒音問題についてお話したいと思います。
 昨年からコロナウイルス感染症の影響で在宅時間が増加したためか、騒音に対するご要望がコロナ以前より数多く寄せられるようになりました。
 そこで、今回は弊社へ寄せられたご要望および取り組みをご紹介します。
 
(1)ご要望
 ① 敷地内駐車場のとある区画に車が出入りする際、グレーチングがガチャンガチャン鳴ってうるさい。ドアやトランクを閉める音も大きい。そのたびにびっくりするので心臓に悪い。車の持ち主に、せめて常識的な音に抑えるよう伝えて欲しい。
 
 ② 上の階からのお子さんの足音が気になって仕方ない。フローリングだから響きやすいのかもしれないが、もう少し静かにならないだろうか。
 
 ③ 夜、共用廊下から若い人たちの話し声がする。おそらくどこかの部屋に遊びに来た住民の友達だと思うが、夜だと響くので静かに出入りして欲しい。
 
 ④ 朝または夜、上の階から掃除機をかけている音がする。昼間にかけるようにお願いしてもらえないだろうか。
 
 ⑤ 今朝からずっと上の階からゴロゴロという大きな音が響いている。聞いたことが無い音だし、大きな音が続いているのでリフォーム工事でもしているのかと思って掲示板を見たが、工事の案内掲示は無かった。管理組合に無許可でリフォーム工事をしているのではないか。
 
(2)取り組みおよび結果
 ① 車の持ち主の方へ下記のとおりお伝えし、ご納得いただきました。
 「騒音防止および車を長持ちさせる観点から、自動車を乗り降りする際、ドアやトランクをゆっくり閉めると音が抑えられ、車自体の傷みが少なくなります。それと、急発進急ハンドルを避けるよう運転すると、グレーチングが跳ねずタイヤが空回りしないので、車の下回りが傷みにくいです。ご協力をお願いします。」
  2年経過した現在のところ、同じようなご要望は出ていませんので、車の乗り降りや運転の改善にご協力いただけているようです。
  騒音防止だけではなく、お相手のことも考えているという観点からお願いすると、聞きとどけてもらいやすくなるかも知れません。
   
 ② ご要望のあった部屋の真上の部屋へ訪問したところ、フローリングの上にマットがびっしり敷き詰められており、お子さんも静かに歩くようにしていらっしゃいました。真上の部屋の方によると、お子さんがいらっしゃるので以前から足音や話し声などに気を付けているとのことで、私達から見てもこれ以上の防音対策は難しいと判断しました。
  そこで、ご要望を述べた方および管理組合様へもその旨をお伝えしました。すると、管理組合様からご要望を述べた方へ「上の階の方はできる限りの防音対策をしている。上の階からの足音が気になるのは分かるが、集合住宅の宿命として、ある程度の我慢も必要ではないか?」とお伝えくださったとのことでした。
 上階の方は常識的な生活音しか出していないのに、音が気になって我慢できない!という方は一定数いらっしゃいます。その場合にご紹介する一般的な対策は下記のとおりです。(どれも難易度は高めで、すぐに解決する方法ではないですが…)
 
  ・防音対策工事を実施する
 
  ・最上階(特に角部屋)の物件を探す
 
  ・一軒家への移住を検討する
 
 不動産屋さんによると、不動産の価格については、高額なのも安価なのも必ず理由はある!したがって、掘り出し物なんか無い‼のだそうです。確かに賃貸でも分譲でもマンションの最上階角部屋は一番高額ですよね…
 
 ③ 来客に対する騒音対策として、訪問先の方へ直接お願いすることも一つの方法ですが「お宅の客がうるさい」と言われていい気はしないと思います。そこで、この場合は『夜間、廊下でのお話は最小限にお願いします。来客の方にもお伝えくださるよう重ねてお願いします。』と記した文書を掲示しました。
  おそらく来客の方にも伝わったのでしょう。同様のご要望は今のところ出ていません。
 
 ④ ご要望のあったお部屋の真上の方に確認したところ「一人暮らしなので平日昼間は仕事でいない。このため、平日は朝か夜しか掃除機をかけられなかった。」というお答えでした。そこで、できるだけ休日の昼間に掃除機をかけるようにお願いしたところ、快く応じてくださいました。
 
 ⑤ ご要望のあったお部屋の真上の方に確認したところ「今、お掃除ロボットに掃除してもらっている。部屋は無人なのでリフォーム工事なんてしていない。」というお答えでした。そこで、その旨ご要望のあった方にお伝えしたところ「お掃除ロボットって下ではああいう音がするの?知らなかった…。原因がわかったから少し安心したけど、ずっと動いているとやっぱりうるさいので、一日あたり1時間程度で動かしてもらうようにして欲しい。」と再度ご要望があったため、上の階の方にお伝えしました。
 上の階の方は快く応じてくださり、現在お掃除ロボットに昼間1時間だけ働いてもらっているそうです。
 
 以上のことから、弊社へ寄せられる騒音に対するご要望にはこのような傾向が見受けられます。
 
 ◎ 騒音に対応して欲しいと要望する方は、どうしてこんな大きな音を出すのか?と疑問に思ってしまう。
 
 ◎ 騒音の原因が分からないと不安になり、同じレベルの音でも余計に不快な感じを持ってしまう。そのため、「より強いクレーム」として現れることが多い。(例:お掃除ロボット)
 
 ◎ 要望を受ける側の方は、「普通に生活しているだけなのに何で?」と思ってしまう。
 
 マンションにお住まいの方は、価値観や生活リズム、騒音に対するストレス耐性が人それぞれで異なります。
 皆様が「自分は普通だ」と思って生活している場合、双方に悪気が無いので難しい対応を迫られるのです。
 『音』に対する要望はどのマンションでも件数が多く、難易度も高いのではないでしょうか?
 
 先ほどの取り組みでご紹介したとおり、管理会社は音源を辿るよう努めますが、その後はなるべく他の方に知られないよう問題解決を図ります。これは弊社だけではなく、どの管理会社も同様だと思います。それは、犯人を捜して追及するのが目的ではなく、お互い安心して生活することが目的だからです。
 
 マンションにおける音の問題は解決が大変難しいです。また、解決には時間がかかることも多いです。そのため、マンションの音について気になることがあれば、お早めに管理会社へご相談ください。できれば、「解決が難しい問題だ」ということについてご理解の上、ご協力をいただければ幸いです。
 

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