コラム

2022年01月

2022.01.26

マンションの建物及び設備の法定点検について

 年が明けてから新型コロナウイルスの感染者が増加していることを受け、入念に手洗いうがいを行うよう、あらためて心がけています。
 
さて、今回はマンションの建物及び設備の法定点検についてお話ししたいと思います。
 
 マンションで安全かつ快適に過ごすために、建物及び設備は定期的な「点検」や「報告」が法律(建築基準法、消防法、水道法など)で義務付けられています。これらの点検は「法定点検」と呼び、専門知識を持った有資格者が行う必要があります。
 
それでは主にどのような法定点検があるのか、見ていきたいと思います。
 
名称
周期
内容・点検資格者
特殊建築物定期調査
3年に1回
(特定行政庁により異なる)
・建物全体や敷地の調査をします。
・一級建築士、二級建築士、特殊建築物調査資格者
昇降機定期検査
1年に1回
・エレベーターの検査をします。(エスカレーターも含む)
・一級建築士、二級建築士、昇降機検査資格者
消防設備点検
機器点検 6か月に1回
総合点検 1年に1回
(所轄の消防署長に報告
3年に1回)
・消防用設備の点検をします。
・消防設備士、消防設備点検資格者
簡易専用水道検査
1年に1回
・水質検査をします。
・地方公共団体又は厚生労働大臣の登録を受けた者
受水槽清掃
1年に1回
・受水槽の容量が10㎥を超える場合は清掃が必要になります。
・貯水槽清掃作業監督者、貯水槽清掃作業従事者研修受講者
自家用電気工作物定期点検
月次点検および年次点検
・受変電設備(キュービクル)の点検をします。
・電気主任技術者
 
 これら以外にもマンションに設置されている設備によっては、実施しなければいけない法定点検がありますので注意が必要です。皆様が居住しているマンションで法定点検が実施されているか、確認してみてはどうでしょうか。

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